【疾患と徴候】浮腫の原因ってなに?日常生活のなかで知識を増やしていく方法!
こんにちは!えみです!
国試の疾患と徴候にフォーカスして
ご紹介していますが、
今回は浮腫についてご紹介します!
浮腫を理解できれば
より疾患の理解に繋がる
知識を手に入れることができます。
さらにここまで来ると、
より一般問題にも応用できる
土台ができてきます。
逆に、
浮腫を理解できていないと
心不全や腎不全を起こしている人、
低栄養の人がなぜ浮腫が出てくるのかが
わからなくなります。
浮腫といってもさまざまな
疾患に関連してくるため
浮腫を知らないと疾患が
理解できなくなってしまいます。
だから、
実習などで心不全の患者さんには
こういう看護計画を立てます
といっても
なんでこの看護計画を立てるの?
根拠はあるの?と問われたときに
答えられなくなってしまいます。
今回のテーマは
「浮腫の原因を理解する!」
です。
あなたも浮腫というと
日頃、自分でもむくんでるな
と感じたことがありますね。
なぜむくんでいるんだろう
と思ったことはありませんか?
患者さんも同様で
浮腫があるとき
なんで浮腫があるんだろうと
原因を考えていきます。
意識することは「なぜだろう」
の視点です。
浮腫の原因として大きく5つあります。
1つ目は、
リンパ管の閉塞(摘出)です。
リンパ系は過剰な組織液を
回収する役割があり、
リンパ節郭清などで不要なものを
流していたリンパが分断されてしまうため
浮腫が生じます。
2つ目として、
毛細血管圧の上昇です。
腎不全やDVT、心不全などで
毛細血管圧が上がることで
浮腫を生じます。
3つ目として、
膠質浸透圧の下がることがあります。
低栄養などでアルブミンが
減少していることが原因です。
アルブミンは水分をつかんでおく
役割があります。
アルブミンが減ることで血管外に
水分が逃げて行ってしまうのです
4つ目として、
血管透過性の亢進です。
やけどやアレルギーでヒスタミンが
分泌されると血管の透過性が亢進して
水分が逃げやすくなってしまいます。
血管透過性とは
イメージとして血管が細かい網
だとすると透過性が亢進すると
網の穴が大きくなるイメージです。
5つ目として
ナトリウムが貯まることです。
腎不全などで糸球体ろ過が
できなくなったり
Naの再吸収が増えると
水分やNaが尿中に排泄できなくなり
結果として
循環血液量がUPして血管内圧
があがってしまうためにおきます。
疑問を持つことは日々の勉強になり
いわゆる根拠にも繋がります。
看護ならではの日々の生活のなかでも
勉強ができるということを生かして
いきます。
実際に日常生活のなかで考えていきましょう。
前に座っている高齢者の
足がむくんでいるとします。
なぜむくんでいるんだろうと考えていきます。
自分の知識のなかで
長時間座っていて血のめぐりが悪いのか、
低栄養なのか、
塩分を取りすぎているのか、腎臓や心臓が
悪いのかを考えていきます。
このように出していきそれ以上
原因が出てこなかったら
調べていきます。
日常生活内でも沢山の症状
があふれています。
調べて知識を増やしていきましょう!
今日も勉強おつかれさまです。
ゆっくり休んでくださいね!