【症状と徴候】ショックによるバイタルの変動!メカニズムからショックをマスターする!

んにちは!えみです!

 

あなたは

循環器は得意ですか?

心電図など理解が難しく

とっつきにくいさがあると思います。

 

 

今日は

必修レベルの循環器領域の

ショックについて紹介します。

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ショックの原因を知ることで

なぜ患者さんの血圧が

下がっているのか脈拍が

上がっているのかがわかります。

 

 

 

原因がわかり、症状が理解できれば

疾患の理解に繋がりますし、

治療につなげる事ができます。

 

 

疾患の理解を深めるためにも

ショックの定義、メカニズム、治療法

知っておくことが重要です。

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逆にショックの理解が浅いと

原因がわからずなんでこの治療を

やるのか、疾患ともつながらなくなり

 

どんどん

わからない負のループに

陥ります。

 

 

やる気も起きず

どんどん循環器への苦手意識が

出てきてしまいます。

 

 

循環器の苦手意識をなくして

楽しく勉強できるように!

 

 

今回のテーマは

「種類に分けてショックを

マスターしよう!」

です。

 

 

 

 

ショックは大きく分けて

低容量性ショック、血液分布異常ショック、心原性ショック

3つの種類があります。

 

参考書ではショック別に

血圧、心拍数、心拍出量、CVPの変動

がどうなるのかが書いてあります。

 

しかし、

このまま丸暗記してしまうと

試験で忘れてしまったときに

対応できなくなってしまいます。

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なぜ血圧が下がるのか

脈拍が上がるのかをメカニズムで

理解していきましょう。

 

 

 

 

①低容量性ショック

循環血液量減少性ショックと体液減少性ショック

があります。

 

低容量性ショックとは簡単に言うと

ハイポといわれるもので

水分が少ないという事です。

 

水分が少なくなる場面は

大量出血や脱水、嘔気や下痢です。

 

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血管内の水分が足りないため

血圧も下がります。

 

血圧が下がると

それを補おうとして

心拍数と末梢血管抵抗が上がります。

 

 

②血液分布以上性ショック

敗血症性ショックやアナフィラキシーショック

神経原性ショックがあります。

 

 

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細菌性のショックの場合、

サイトカインにより

末梢血管抵抗が下がります。

 

 

敗血症性ショックは

ウォームショックや

エンドトキシンショックともいい

エンドトキシンという毒素を出します。

 

いわゆる感染系で

皮膚が紅潮しますし、熱がでます。

血が敗けてしまうのです。

 

神経原性ショックはスパイラルショック

ともいい、交感神経が働かないため

副交感神経優位になり心拍数があがります。

 

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③心原性ショック

心臓はポンプ機能を果たしています。

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なんらかの原因で

心臓の機能が落ちて収縮力が低下して

血圧、心拍出量が下がります。

 

 

 

 

すべてのショックに共通しているのは

血圧が下がる!尿量が減少する!です。

 

尿量が確保されていないと

十分に血液が得られません。

 

 

全体的なショックの症状は

①虚脱

②皮膚蒼白

③冷汗

④呼吸不全

⑤脈拍触知不能

です。

 

なんで血圧が下がるのか

脈拍が増加するのかなど

バイタルの変動には原因があります。

 

 

 

さあ、復習として

それぞれバイタルがどう変動するか

頭の中で想像してみてください。

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大量出血はどのショック分類されるか

バイタルはどう変動するか

といった感じです!

 

 

一般問題にも活用できます。

勉強して今後に生かしていきましょう!

 

 

今日も勉強おつかれさまです!

温かくして過ごしてくださいね!